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【CDTV ライブ!ライブ! / KISSIN’ MY LIPS の演出・照明・セットを探る】 3月30日放送回のSnow Manは、なぜ観る人の心をガッツリ掴んだのか。

まず、直近7月3日(金)放送のザ・少年倶楽部、久々のNHKホール収録回で【KISSIN’ MY LIPS】を披露してくれました。

いやー、やっぱり”キッシン”は、たまりませんね、

ラウールのファンとしては、こんなにもラウールを浴びまくれる楽曲と出逢えたことが嬉しくて、未だにほろ酔い気分になってしまう。

【KISSIN’ MY LIPS】といえば、Diorさんとのタイアップ楽曲であること、そしてSnow Manにとっては「デビュー後に発表したなかでも特に大人の色気ムンムンのヤバイ曲」。

Ell girl さんの特集記事でも、ラウールのダンス動画を見ることができるのでぜひぜひ。

さて。

少クラの放送をリアルタイムで観て、そのときに何を感じたかっていうハナシ。

大前提として、自粛によってホール収録がしばし中止となった期間を経て久しぶりにSnow Manが集まって披露してくれたこの回は、心底沁みた。

Jr.時代からずーっと観てきたNHKホールでの少クラ、毎週当たり前に観てたけど、改めて有り難さが沁みたね。

で、ですよ。

今回のキッシンはね、ラウールの髪色も変わってセンター分けもしちゃってさ、StayHome を経たラウールの表情を見れたことを考えるとなんかもう「元気そうでよかったよ」って気持ちで観ちゃったね。


そして、さらにはね、【CDTVライブ!ライブ!】のお現場がよぎったよ。

正直そのO.A.当日は緊張して観ていたし、そのあとも、これまた正直言うと再生するのに勇気がいるものではあったんだけど、7月1日を超えて改めてじっくりと観た。

なんどもなんども、堪能した。

3ヶ月ごしに、CDTVの演出がなんで良かったのかを語っちゃうよ。

【ステージングが肝となる楽曲だと、実感】

どんな曲も、「今回のステージすごく良かったな」とか「観ていて心地かったなあ」って思う瞬間、感じ方って多様にあるけれど、

その理由を深堀したとき、メンバーの魅力とか見え方のほかにも注目できることがある。

それは、ステージング

楽曲の良さによってステージが映える一方で、

”ステージングによって楽曲が映える”、とも思う。

ようは、ステージの作り込みによって見え方がぜんぜん違う(キャパ・セットの組み方・照明・放送ものならカメラワーク、etc)。

この日のパフォーマンスはSnow Manにとってあまりにも特別な夜になったけど、だからこそ、あの日ギラついてたカッコイイ彼らを冷静に分析したくなっちゃった。

こっからはね、もう、おもむくままにガーガーと書くね。

【Aメロから、ラウールに心ブチ抜かれるよ】スタジオ全体のトーンが暗がりから始まる、それがイイ。

CDTVのキッシン、冒頭からセット全体のトーンが暗くシック

ど頭は、天井のサスが椅子を目掛けて灯っているだけで、あとはセット真後ろのランプが暖色にポツポツ照っているのみ。

そこから、イントロ尺の間、強発光のホワイトライトがメンバーの背後からバスーンと当たる

逆光になるのでさらに暗がり感が増してて、メンバーの顔にはサスも相まって影が落ちる、これがかっこいい。

表情があえて見えづらいのがまた、ミステリアスでかっこいい。

▼Something new, Know what we gotta do

ここでさっきの強発光ホワイトライトが絞られて、ステージ全体がほぼLEDの明るさとサスでまかなわれている状態。

セット中央にある番組ロゴを表した「⚡︎」マーク、歌い出しに合わせて時計回りに灯るんだよね。

そしてピンクに灯るのもいいよね、キッシンの世界観だったり『ルージュ』を想像させてイイ感じにリンクしてるなって。

そして結論からいうと、曲終わりで真っ赤に染まるのがイイよね。

俺が、キミの唇を真っ赤に染めてあげるね?染めちゃうよ?心はもうすっかり真っ赤に染まったでしょ?

てか…てかーーー(ため息)。

歌い出しといえばラウール。

あのドアップはずるい、かっこいいもん。

髪かきあげたよ、ねえ、ラウールが髪かきあげたよ…

ここはもうほんとに、うちのラウールがかっこよすぎてスミマセンという気持ちが大爆発したよね。

まず椅子に座ってるだけて絵になる高2もやばいけど、髪かきあげてここまでセクシーな高2ってやばいよね。

「椅子に座って髪かきあげる」というコンボなんて、日常であり得るわけですからラウールの場合。だって、毎日学校で椅子に座って髪をかきあげてるでしょう。そしたらもう、バッタバタ周囲が倒れてしまうよ、毎日どれほど倒れているの? でも聞いてほしい、ラウールのいいところ(?)は「ステージ上でエンターテイナーになるところ」であって、普段は年頃らしさ満載の男の子なんだよ、ああそうだよ。

からの、”ラウぺろ・目線”、反則です。

ラウールはいわゆる振り付けとしてのダンスだけじゃなくて、

自分の手先・身体のすべてを使って表現するよね、ああなんて神がかっているんだろう。

目線の使い方もほんとうにすごいものがあると思うんだよ。

ダンスやってた身として先生に言われてたことのひとつが、「目線によってパフォーマンスの観え方が違うからちゃんと意識して。意味を考えて目線をやって」ってこと。

手振りしているそのパーツを目で追うように見やるのか、はたまたわざとそらすのか、とか。どれが正解とかないからこそ、その人の咄嗟の表現というか潜在的な表現が出ると思うんだ。

難しいことを言いたいわけじゃないんだけど、素朴に言えばつまり、「いいよね!」ってこと(急にシンプル)。

▼I see the way you’re looking at me

oh my got …

Snow Man のこんな色気ある振り付け、たまりませんね。

センターで力強く踊る最年少ラウールのエネルギッシュなセクシーさと、横一列になってどっしり固めるお兄ちゃんたちそれぞれの落ち着いたセクシーさ。

ふぁ〜。たった4カウントの世界でも、腰振りを観せられたら一気に戻ってこれないところまで意識がぶっ飛びますってばね。

▼衣装&椅子の白と、ルージュカラーが際立つ

でね、やっぱりね、

ほんのり暗がりだからこそ、衣装の白いライン・靴下・椅子の白が際立つ。

メインセット後ろのストライプ、これが衣装や椅子の「白」ともリンクしてるし、LEDの白文字[Snow Man]もシンプルでまたイイ。フォントもイイ、なんせシンプル。

これが、イイ。

世の中に在るあらゆるモノの情緒って、

「注視できる対象を絞って際立たせる」方法だったり、「見えない、もしくはそこに無いことで一層在ることを実感する」って側面があると思ってて(すーごい抽象的な話をしてます)

たとえば、影が落ちているの見て「ああそこに陽の光があるのか」って感じるのもそう、

暗がりのなかだからこそ煌煌と光る、そんなSnow Manが、いい

暗がりで静かにじっとり、内なる熱量がだんだん見えてくるような、そんな感じ。

一見クールだしシュッとしてるんだけど、じっとターゲットにロックオンすると途端にエッジを視認してぐっと精神が迫りくるみたいな(めちゃくちゃ抽象的)。

でも、歌詞の世界観的にもリンクもさせるとそんな感じ。

キッシンっていかに艶っぽいかで色気に直結すると思うんだけど、イイ感じにしっとりしてるんだよね。

ラウールのネクタイがルージュカラーで映えてて、それも暗がりだからこそ余計に映えてて最高ね。

そう、あとCDTVが印象的だったのは、

フロアのアクリルが反射して、一層に煌めいてるところ。

メンバーの姿と椅子が反射して、照明も反射して、ステージ上下のゾーンが広がって見えたのが良かったな。

NHKホールのステージは逆に、フロアに沢山のJr.が踊っているがゆえに靴底のスレ跡があるのがイイ。それぞれに良さがあるもんだ。

「Baby you can just count on me then」のあとの『フォウ!』がかっこいい。腕を伸ばしてるところ。ほんとこの曲の世界観好きだな。

【Bメロ以降、ラウール怒涛のパッション大放出】

Bメロからだんだん、天井のサスが回り出して全体がほのかに明るんでくる。

「Every time I’m wanting more」で翔太とあべべが歌うところ、後ろで横一になって踊ってるなかでもラウールのグルーヴが冴えまくる。

とくに”wanting more”で体を前かがみにすることろ、若干、頭からぐっと入り込むようにして上半身をwavyに起こすあの仕草が私に刺さる。

「振り付け」を振りにとどまらせないラウが、心底大好きだ。

そしてこの瞬間、サスが照らした背中を見て「素敵なスーツを着させてもらっているなーかっこいいよ」って思いが脳内を席巻。

そのあとのけぞってウホウホしてるラウ、これはかわいい。

椅子をくるりと回すところなんてピシッと全身が気を張って、左手なんかもう『めっちゃ広げてます!』って声が手のひらから聞こえてくるんじゃないかってほど先まで神経いってる、はあ素晴らしい。

「Don’t care who you used to be」のめめソロから中央のサスが『黄色』になって、背景の照明はブルーも混じる感じ。ここも綺麗。

少クラもほぼ同じ感じで、ブルー背景+黄色ではなくてグリーン寄りだったな(全体通してライティングは同じ構成だけど、ステージというか、現場の装置とセットによって若干違うのが楽しいよね)。

そして「Come with me I’ll show ya」のラウール、”溜め”からのダウン(=体を落とす、の意)、ここもグルーヴ感じてて観ててめっちゃ気持ちいい。

こういうの見ちゃうともう、「ラウールって天才」しか言えなくなる。ああ、早く【滝沢歌舞伎ZERO】のMaybe が観たい、ラウールのパッションを堪能したい…

▼サビ、一気にDiorの世界が加速する。

照明全体が「赤×紫×白」に。こういう配色って実際のライブでも色気のある演出に多くてめちゃくちゃアガル。

よく見ると、天井の照明が一気に増えているんだよね。

それと、メインセットにも赤いラインが入って印象的。横長のスポットも淡い帯状の光線が出てていいなあなんて。

・サビ冒頭、あれ、抱き寄せてkissしているように見えてドキドキするんだよ。

それともたとえばあの仕草が、「僕の唇にキスしてよ、僕の心にキスしてよ」って願いながら唇に指をあててみたりミラー越しに心見透かしてるんだかリップ塗ってるんだかしてるとして、擬似的なkissをしながら概念で誘っているんだとして、ああ、わあああああああ(言葉にしたら大変なことになった)。

そもそもなんだけど、CDTVはヘッドセットで歌っているから振り付けもものすごく堪能できるんだよねやっぱり。椅子を使った演出で、なおかつ手振りも多くて、そこが魅力のひとつ。

でもハンドマイクはハンドマイクなりの良さがあるよね〜。

・「Can’t get enough」直前のラウールの指づかいはもう、色気なんて言葉では足りない。口元をなぞるアレ。

人差し指&中指を使って、小指を立てて、なんとも中性的な色気を醸し出している…。

ディオールさんの名前を背負ってランウェイ歩いた人物、さすがすぎる。

・「Everybody be saying slow down Just take my hand speed up」の足上げ、ラウールは元々脚が長いし蹴り上げも綺麗だけど、美しく上がるラインを創り上げているなーと感心してしまうことがある。

軸足のかかとを、目一杯上げているのだ(つま先立ち状態だね)。

これでより一層、上げた側の足のリーチが伸びる。

・「Let we know your secrets」の時、手振りで両腕を上にあげるじゃない?、ラウールがそこで自分の手元に視線をやる、その様が神がかっている。

些細なとこだけど、いつなんどきも神経張り巡らせて表現するラウがめっちゃ好き。

あとここ、足寄せの位置も素晴らしく綺麗なんだよね、スッと寄せる形が綺麗(足の添え方、見比べるとたった一瞬だけど個性がぜんぜん違う)。

・翔太のソロで青に染まる感じ、歌詞も夜だし、リンクする。

・「But those nights〜」、椅子の裏を回る仕草、最高ね。からの「I’m right here for you …」の康二と並ぶ姿、かっこいい。

この当時16歳にしてダブルのスーツをビシっと着こなしてるのがやばい。

胸元のピンも、「Dior STAR」を模しているのか星型きらっと輝いてるね、はーかっこいい。

「So take my hand babe」で移動するとき、1回左足蹴ってるのがまたイイよ。

サッカーで言ったらこれは「ボールを本蹴りする直前にちょんと蹴って、次のステップで心地よくミートできようにするアレ」ですよ。ダンスにも助走のような、”次のステップに入りやすくするための前振り・次のステップが映えるためのモーション”があるんだけど、ラウールはこの緩急がきっと自然に出ると思われる。それが、私はすごい好き。

▼ラップパートのラウール、色気ダダ漏れ

一気に天井のサスが赤メインに変わって、そしてさっくんのラップもかっこいい。

・ポッケに入れていた手をサッと出してラップパートを踊りだすわけだけど、出したあとのラウールの手が、好き。

彼はほんと指までピッとしてる。

・「Turn off the breaks Crusin’ the city」のラウール、すごい好き。体幹が良いので、この一節観ただけで私は崩れ落ちれる。

『あーすごい』って。

こういうステップって体幹しっかりしてないと”すっとんきょう”になりがちだけど、自然と”魅せる”のは凄いと思う。

・そこからのムーンウォーク、痺れ果てるよ。Snow Manをもしも知らない人が見ても、「今画面横切ったのは誰だ?!」と思わせる自信が私にはある(私にあってどうする)。

ラップ明け、翔太の「Oh yeah」でステージが真っ赤に染まるのも素敵

セット中央のモチーフも、サスも、メインセットのストライプもなにからなにまで真っ赤。

ここで、このフロアのアクリルがめちゃくちゃ効いてる。

反射によって空間が真っ赤になる。

四角いアクリルを一枚一枚組み合わせて作られているテレビスタジオのセット、スタッフさんありがとうの気持ちがドッと湧く瞬間。

ちなみに少クラもラップパート終わりでステージが真っ赤になるので、やっぱりこの曲のベーシックなライティングオーダーなのだろうなと。

真っ赤、かっこいいよね。

少クラだとラップ中に、グリーンのレーザーがかかるのがかっこいいよね。ホールステージならではの照明もたまらないな(少クラver.はまた別に分析しよう…勝手に←)

・「Baby you can just count on me then」、順番に椅子に腰をおろしていくの、イイよね。オシャンティー。

▼大サビ

ふたたびステージ照明が「赤×紫×白」へ。メインセットのストライプ&ランプも、「赤〜ピンク〜紫」にグラデーションしながらゆらぐ。

・「Kissin’ my lips Kissin’ my heart」、大サビの振り、セクシーすぎる。

全身をタクトのように振られたら、催眠術にでも落ちたみたいになっちゃうわ。

・「Can’t get enough」の足上げ、座った状態で足上げてる訳ではないから、いわゆる「シフト」状態で、それが綺麗。

ここ、腰をちょっと落として足上げすると一層綺麗だし、腰を沈めた反動で足が上にスッて上がる。

ジャニーズダンスのおはこでもある「シフト:手を床について足上げる振りのこと」をやり慣れてるであろうSnow Man にはちょちょいのちょいだと思うけど、椅子の上でシフトするのはコツがいるなーと思った(やってみた人)。

「シフト」あと、上げた右足は左後ろへクロスするように着地させているんだけど、この時みんなフロアにひざ下をがっつり付けていることに気がついた。

ラウールはというと

ひざ下が長すぎて立ち上がりづらいからなのか?、長すぎて椅子の足にぶつかっちゃうからなのか?、ただ詰まっただけなのか?、

右足クロスさせずに着地の勢いでそのまま体を右に起こして次の振り入っているんだよね。

欲を言うと、もしもこれがただモーション詰まっただけで本当はクロスさせたかったとしたら、ぜひクロスしたバージョンも見たいなあ。

・「Everybody be saying slow down」に入るところ、背もたれの後ろへ回り込むだけでも、なんでラウールってば妖艶なんだ。

両手を広げて回るただそれだけで、軌道に対する可動域というか描く残像が広くなるし、

しかも回り込んだあとに体をねじってさらに別角度に顔をねじってるから、

もうウールの身体自体が何層にもなっちゃってるみたいなアート感あるよ(もう何を言ってんだ)。

そして、「Just take my hand and speed up」で椅子にKissするラウール、天才降臨。

もう完全に憑依してます。

ダンススターが爆誕です。

この表現力、パッション、感性、どうですか。

これが、ラウール様です。

そしてここの蹴り上げ、もうワンピースのサンジに見えてきた。

「Let me know your secrets 〜 Oh I know you gonna love it 」 、体を揺らすステップもたまんなく色っぽいし、

“secrets” で口元を覆うようにしながら椅子のマークをなぞるように星を描く振り付けもやばい。

ラスト、一列に並んで椅子ダンス、これは圧巻ですよねやっぱり。

美しい。

「Let me know your secrets」の歌い上げ、一瞬メインセットのストライプが白のみに光ってまるでワープ感(このときランプ消灯してるから超クール)、

そして「secrets」でバン!と、ストライプと「⚡︎」が真っ赤に染まって、ランプが白く発光する。

細かいけど、真っ赤になる直前ほんの一瞬だけメインセット全体が暗転するので、そのぶん『真っ赤になった』感が出て視覚のメリハリが。

肩に手を乗せてfixしたあの感じ、スーパーかっこよかった。

なんでこんなに照明やらセットやらを熱く語ってるのかというと、たぶん血が湧くんだと思います。親戚が舞台の照明やっていて、小さい頃からグローブ座や劇場に連れてってもらったり、ステージのライティングの話をよく聞かされてた。

自分でも興味が湧いて、インターンで照明会社でしばらく仕事してみたこともあったりして。

「こんな小さな電球があのセットを彩ってるのか」とか、「この装置があのライブ演出を助けてるのか」ってすごくいい勉強になったし、

『この電飾付けるとしたらどうやって配線すればいいと思う?』っていうゴリゴリ理系のお題に、ゴリゴリ文系の私がどうにかこうにか知恵を絞って挑んだり…つまり根っから興味があるんですよねステージングに。

そんな視点でパフォーマンスを見てみるのもすごく楽しいよ!っていうお話でしたー。

7/3放送の少クラではソーシャルディスタンスを意識したせいもあるのか、椅子を近づけて並ぶことは出来なかったので、また違ったキッシンだったね。

ハンドマイク&ソーシャルディスタンスver. 、距離があるがゆえにグループショットよりソロカットが多めで、違った楽しみ方ができた。

9人の【KISSN’ MY LIPS】、ひーのラップ、早く見たいな。